福利厚生は、社員の働きやすさをサポートし、会社の魅力を引き上げる大切な要素です。中には、世間の目を引くユニークな福利厚生を提供している企業もあり、
それが職場のポジティブな雰囲気につながったり、社員にとっての「やる気」になることもあります。そこで
- 「自社にもユニークな福利厚生を導入したいけど、どんなアイデアがいいかわからない…」
- 「他社の面白い福利厚生事例を知って、職場環境をもっとよくしたい!」
そんなあなたに、この記事では目的や企業規模、ライフステージ別に、ユニークな福利厚生について紹介していきます。ぜひこの記事を読んで、社員がワクワクするような福利厚生を考えてみてください!

「こんな制度があるの!?」と思わず驚くようなユニークな福利厚生が、実はさまざまな企業で導入されているんです!
「話題性」だけじゃない!企業の成長を支えるユニークな福利厚生の効果とは?
ユニークな福利厚生というと、「ネタっぽい」「話題づくりでは?」と思われがち。
でも実は、こうした制度こそが人材の定着や離職防止、生産性の向上、採用競争力の強化といった、企業にとって大きな成果を生み出しているのです。
もちろん制度にはコストもかかりますが、「働きやすさ」や「会社の魅力づくり」にうまく活用できれば、それ以上のリターンを得られる可能性も。
そこで今回は、そんな“実は効果バツグン”なユニーク制度がどのように企業の成長に貢献しているのかをご紹介します。
1. 人材の定着・離職防止につながる
ユニークな福利厚生というと、「話題づくりっぽいな…」と思われることもありますが、実は人材の定着や離職防止にしっかりとつながるんです。
「趣味サポート制度」や「記念日休暇」など、ちょっとした気遣いのある制度があると、社員は「ワークライフバランスも大切にできる職場だな」と感じやすくなります。
もちろん、制度を整えるにはコストもかかりますが、それ以上に「人が辞めにくくなる」ことで、採用や教育にかかる負担がグッと減るというメリットも… ただし、目新しさだけに飛びついて制度をつくってしまうと、思ったより使われずに終わってしまう…なんてケースもあるので、社員のリアルな声を拾いながら、導入を検討するのがおすすめです。



まさに、未来に向けた“投資”として考えたいポイントですね。
2. 生産性やモチベーションが上がる
「昼寝スペース」や「リフレッシュタイム制度」など、ちょっとユニークな仕組みがあると、それだけで職場の雰囲気が変わるもの。忙しい日々の中でも“ちょっと一息つける”場所があることで、仕事の集中力や効率がぐっと上がることもあるんです。
しかも、ただ気分がよくなるだけじゃなくて、「自分のペースで働ける」という実感が、自主的な行動や前向きな気持ちにつながっていきます。そうやってチーム全体の空気がよくなれば、自然と成果にもつながっていきますよね。
実際に、ある企業で「ちょっと外出OK」の制度を取り入れたところ、「休憩しやすくなってありがたい」と好評だった一方で、「散歩に出てなかなか戻ってこない人がいる」という声も…。制度としては好感度が高くても、ルールの整備や運用の仕方次第では、逆に不公平感が出てしまうこともあるんです。
だからこそ、話題性やアイデアだけで進めるのではなく、「どう使ってもらうか」「どう続けられるか」まで含めて考えることが、制度づくりではとても大切ですね。
3. 企業ブランド・採用競争力が高まる
「この会社、なんだかおもしろそう!」と思ってもらえるきっかけになるのが、ユニークな福利厚生。実はこれ、企業の“らしさ”を伝える手段として、とっても効果的なんです!
たとえば、「推し活休暇」「二日酔い休暇」「ペットOK」など、自分らしさを活かせる雰囲気が伝わると、それだけで求職者の目にも留まりやすくなります。そうした前向きなイメージが、ブランドづくりや採用の強化にもつながっていきます。
とはいえ、「ユニークならなんでもいい」というわけではありません。バズるなど話題性だけを追いすぎると、実際には使われない制度になってしまうこともあるので注意が必要です。
【発想がおもしろい】ユニークな福利厚生
近年、多くの企業で従業員の働きやすさを重視するだけでなく、楽しさや個性を大切にする取り組みが増えています。
ここでは、ユニークな福利厚生を18個ご紹介します。あなたの会社にも取り入れたくなるような、面白くて実用的な制度をぜひチェックしてみてください!
① 食費もおやつも無料!?毎日の「ちょっと嬉しい」を叶える制度
GMOインターネットグループ:24時間365日フード・ドリンク無料


GMOインターネットグループでは、社員の心と体の健康を支えるため、なんと24時間365日利用可能な「無料のフード&ドリンクバー」を設置しています。朝食・昼食・夕食と軽食やドリンクがいつでも自由に楽しめるため、時間を有効に使いたい人や深夜勤務が多いエンジニアには特に好評です。
「社内にカフェテリアがある感覚」で働けるこの環境は、食を通じてリラックスできるだけでなく、社員同士のちょっとした会話のきっかけにもなっており、コミュニケーションの活性化にもつながっています。
アポロ株式会社:お菓子無料提供(フリースナック)


引用元:Happy Valentine’s Day! | APOLLO Corporate Blog
アポロ株式会社では、オフィスに常備された「フリースナック制度」が人気を集めています。社員は無料で好きなお菓子を楽しむことができ、ちょっとしたリフレッシュや気分転換にぴったりです。
「お菓子の補充日は朝からわくわくする」という声もあり、社員の満足度向上に貢献。コストは少なくても、社員のモチベーションに大きな影響を与える好例といえるでしょう。
② 写真1枚で手当が出る!? 会話が生まれる“コミュニケーション活性化”制度
グルメエックス株式会社:ラーメン画像共有で費用支給


グルメエックス株式会社は、社員のラーメン代を支給する福利厚生制度「おソトメン」を導入しています。この制度では、社員がラーメン店で食事をした際に、その写真と感想を社内で共有することで、月額最大3,000円の手当を受け取ることができます。
共通の話題があることで、社内コミュニケーションの活性化や、ラーメン業界に関する知識の拡大を図っています。
株式会社Cygames:プレイルーム


引用元:https://fresh.cygames.co.jp/benefits_02/
株式会社Cygamesは、オフィスに各種ゲームタイトルや最新のハード、ボードゲームを備えたプレイルームを設置しています。社員は自由に利用でき、ゲームを通じて交流を深め、チームワークの向上に役立てています。
③ 健康を努力で“見える化”!やる気を引き出す健康インセンティブ
株式会社サニーサイドアップ:健康診断Aで報奨金


引用元:https://www.ssu.co.jp/corporate/32rule/
サニーサイドアップの「目指せ!A身体」制度は、社員の健康を応援するための福利厚生です。健康診断の総合評価で「A」判定を取ると、健康ボーナスとして32,000円がもらえます。
また、肥満気味の社員も翌年に基準値をクリアすれば、10,000円のボーナスが支給されます。さらに、提携ジムを1,000円で利用できるので、社員が気軽にフィットネスを楽しみながら健康を維持できます。
ロート製薬株式会社:健康社内通貨『ARUCO(アルコ)』


引用元:https://www.rohto.co.jp/news/release/2019/0207_01/
ロート製薬株式会社は、社員の健康サポートを目的として、独自の社内通貨「ARUCO(アルコ)」を導入しています。この制度では、日々の歩数や早歩き時間、スポーツの実施、禁煙達成など、生活習慣に応じて「ARUCO」が付与されます。
獲得した「ARUCO」は、社内のカフェやレストランでのヘルシーランチチケット、リラクゼーション施設でのリフレッシュ体験、健康に関する社内セミナーや研修への参加、特別休暇の取得など、健康づくりに役立つさまざまな用途で使うことができます。
バンク・オブ・イノベーション:花粉症手当


バンク・オブ・イノベーションでは、春になると悩む人が多い「花粉症」に着目し、ユニークな「花粉症手当」を導入。医療費の一部を補助するだけでなく、マスクや目薬などの花粉対策用品の購入にも使える手当です。
「健康経営の一環として、季節性の不調にも目を向けてくれてありがたい」という社員の声が多く、企業としての細やかな配慮が感じられる制度です。
④ PMS・生理痛にも寄り添う。“はたらく女性”に本気でやさしい制度
Sansan株式会社:オンラインピルの処方費用補助


引用元:女性が安心して挑戦できる環境を作る。Sansanが取り組むオンラインピル処方費用補助制度 – Sansan株式会社 | 公式メディア「mimi」
Sansan株式会社では、女性社員の健康支援の一環として「オンラインピル処方費用の補助制度」を導入しています。婦人科の受診が難しい・時間が取れないという課題を解決し、働く女性が安心してキャリアを築ける環境を整えています。
この制度は、女性特有の体調不良やPMS(月経前症候群)に悩む社員の声から生まれたもので、「一歩進んだ健康経営」として他社からも注目されています。
⑤ 昼寝は当たり前!?集中力を高める“休息のデザイン”
株式会社TRUSTRING:二日酔い休暇


引用元:https://www.trustring.jp/recruit/04.html
「二日酔い休暇制度」は、本社勤務のスタッフに限り、飲みすぎた翌日に年2回まで午前休暇を取得できる制度です。 この制度は、働きやすさに加えて、社員のプライベートを大切にする企業の考え方が伝わってきます。
まくら株式会社:おひるねタイム


まくら株式会社では、社員が午後の作業効率を上げるため、「おひるねタイム」という福利厚生を導入しています。この制度は、社員がお昼休み後に20分間の短い仮眠をとることを推奨するもので、2018年から始まりました。
午後2時から4時頃は特に眠気が強くなる時間帯とされており、集中力や作業効率が低下しやすいため、その改善を目的としています。
「おひるねタイム」は、通常の60分の昼休みにプラスして20分間設けられ、合計80分の休憩が可能になります。この制度により、社員はリフレッシュして午後の業務に集中できるようになっています
ベストリハ株式会社:休んでファイブ(5連休+報奨金)


引用元:https://bestreha.com/recruit/
「休んでファイブ」は、社員が年に2回、有給休暇を使って5連休を取得できる制度です。この制度を利用して5連休を取得すると、報奨金も支給されるため、社員は思う存分休暇を楽しめます。公休を組み合わせて最長7連休とすることも可能で、長期の旅行などに活用する社員もいます。
⑥ 副業も学びも“社内で完結”!キャリア自律を応援する制度
株式会社ガイアックス:社内副業制度


引用元:【社内副業】従業員かつ業務委託という新しい働き方 › Gaiax
ガイアックスでは、社員が社内で“副業”できる「社内副業制度」を展開中。部署を超えたプロジェクトに自由に参加できる仕組みで、スキルアップやキャリアの幅を広げるチャンスが常に開かれています。
「やってみたい!」を後押しするこの制度により、社員は本業とは別の分野にも挑戦しやすく、個人の成長と組織の柔軟性を同時に高めています。
伊藤園:伊藤園大学


引用元:https://www.itoen.co.jp/company/jobs/career/educational_system/
伊藤園大学は、伊藤園が社員の成長とキャリアアップをサポートするために作った社内教育プログラムです。20年以上続くこの制度では、営業やマーケティング、財務、グローバルな視点など、さまざまな分野の授業が用意されています。社員は1年間、自分の選んだ分野でグループ討論や課題をこなし、スキルを磨いていきます。
さらに、伊藤園大学院では、リーダーシップや戦略的な考え方を身につける実践的なトレーニングも行っています。これにより、社員がどんどん成長し、会社全体の力もアップしていく仕組みになっています。
メルカリ:言語学習プログラム


引用元:https://careers.mercari.com/language/
メルカリでは、さまざまなバックグラウンドを持つ社員同士がスムーズにコミュニケーションできるように、Language Education Team(LET)を設置し、言語学習プログラムを提供しています。
このプログラムでは、日本語と英語の学習の場を用意していて、社員の語学力アップをサポートしています。具体的には、社内で実際に使う場面を想定した日本語のグループレッスン「MerClass」や、英語が必要な社員向けの英語プログラムなどがあります。また、「やさしいコミュニケーショントレーニング」で、社員同士がお互いを理解しやすくなるトレーニングも行っています。これらを通して、メルカリは誰もが気持ちよく働けるコミュニケーション環境を目指しています。
⑦ 「推し活」や「運任せの給料」もOK!?自由すぎるユニーク制度
株式会社ジークレスト:推しメン休暇制度


引用元:https://www.gcrest.com/recruit/unique-system/
株式会社ジークレストでは、社員の趣味や「推し活」を大切にする「推しメン休暇」という制度を導入しています。この制度では、アニメやゲームのキャラクター、タレント、声優など、自分の「推しメン」の誕生日やライブの日など特別な日に、年に1回休暇を取ることができます。さらに、「推し活」に対して上限5,000円まで会社から支給されます。
社員の個性を大切にし、仕事もプライベートも充実させられる環境づくりを進めています
株式会社カヤック:サイコロ給


引用元:https://www.kayac.com/vision/dice
カヤックは、遊び心を取り入れた「サイコロ給」という制度を導入しています。毎月の給与日に社員がサイコロを振り、出た目の数に応じて基本給に変動が生じます。例えば、サイコロの目が1なら基本給に+1%、6なら6%が増えます。この制度は、人が人を評価しないことで、自由で面白い社風を作るための工夫で、「社員がのびのびと面白さを追求できるようにする」というカヤックらしいアイデアです。
⑧ 子育ても猫も会社で応援!社員の“生活”に寄り添う支援制度
さくらインターネット・大和ハウス工業:次世代育成手当


引用元:福利厚生&キャリアパス|働く環境|採用情報|大和ハウス工業
さくらインターネットと大和ハウス工業では、次世代を担う子どもたちの育成支援を目的に「次世代育成手当」を導入しています。特にさくらインターネットでは、子ども1人あたり月額3万円の手当を支給するという破格の支援内容が話題です。
物価上昇や教育費の負担が大きい昨今、子育て世代には非常にありがたい制度。企業として社会課題に本気で向き合っている姿勢が、多くの人から高く評価されています。
ファーレイ株式会社:猫手当・猫同伴出勤


ファーレイ株式会社は、猫好きの社員を支援する「猫手当」および「猫同伴出勤」制度を導入しています。「猫手当」は、自宅で猫を飼っている社員に対し、毎月手当を支給する制度です。また、「猫同伴出勤」制度では、なんとオフィスに猫を連れてきて一緒に働くことが許可されています。これらの制度は、社員の癒しやリラックス効果を促進し、ストレス軽減を目的としています。
若手も、ママも、シニアも。ずっと働きたくなるライフステージ別福利厚生
従業員の年齢やライフスタイルに合わせた福利厚生を提供することで、企業は社員の働きやすさを向上させ、長く活躍してもらうことができます。以下では、若手社員・育児世代・シニア社員といったライフステージごとに適した福利厚生を紹介し、社員一人ひとりのニーズに寄り添う施策についてご紹介します。
若手の離職率が減った!20代に刺さる福利厚生の工夫
リクルート:STEP休暇


引用元:https://www.recruit.co.jp/employment/students/workstyle/
勤続3年ごとに連続14〜28日間の長期休暇を取れる制度です。 社員はこの休暇を趣味に使ったり、短期留学に行ったりしています。さらに、この休暇を取ると30万円の手当が支給されます。社員のワークライフバランスを大切にし、長期的な成長とモチベーション向上をサポートするために設けられています。
パスクリエイト株式会社:ずる休みを笑って許しちゃう制度


引用元:https://www.pathcreate.co.jp/
社員が「ずる休みさせてください」と申告すれば、3ヶ月に1回まで当日に有給休暇を取得できるユニークな制度です。名の通り、遊び心を持って「ずる休み」を正直に言える環境を作ることで、社員が気負わずにリフレッシュでき、翌日から気持ちよく仕事に取り組んでもらうことを目的としています。



あったらとても嬉しい制度!
働くママ・パパを救う!育児と仕事を両立させる制度とは?
クルーズ株式会社:ママサポ


引用元:https://crooz.co.jp/recruit_group/system/
「ママサポ」は、一定期間勤めた女性社員を対象に、出産後も働きやすい環境をサポートする制度です。この制度では、子供が満4歳の誕生日を迎えるまで、年に1回、子供の誕生日になんと30万円が支給されます。
最大で計120万円が支給されるこの制度は、働くママをサポートするために設けられています。
株式会社サイバーエージェント:妊娠コンシェル


引用元:https://www.cyberagent.co.jp/sustainability/info/detail/id=26074
「妊活コンシェル」は、妊活に興味がある社員や将来の妊娠に不安がある社員が利用できる制度です。社員は月に1回、30分間の個別カウンセリングで専門家に相談できるほか、専門医による社内セミナーも開催されるなど、妊活や将来の妊娠に関するサポートを提供しています。
キャリアの最後まで大切に。シニア社員への配慮制度
株式会社ギャプライズ:健康相談ドクターコール


引用元:https://www.gaprise.com/recruitsystem
「健康相談ドクターコール」は、社員とその家族が24時間いつでも契約ドクターに健康相談ができる制度です。健康上の不安や疑問をすぐに解消し、安心して日常生活を送ることができます。
NEC:ライフデザインセミナー


ライフデザインセミナーとは、NECが提供する55歳以上の社員を対象とした研修プログラムです。マネープランを活用して、これからの人生設計をじっくり考える内容になっています。
このセミナーを通じて、社員は退職後の生活設計や将来の目標を決め、安心して次のキャリアステップに進めるようサポートしています。また、NECではグループ会社への再就職支援も行っており、セカンドキャリアの選択肢を広げる取り組みもしています。
福利厚生を“活きた制度”にするために大切な3つのポイント
制度ひとつで、定着・生産性・採用力にここまで差がつく!そう聞くと、「よし、うちも何か導入しよう!」と思いたくなりますよね。
でも…ちょっと待ってください。
せっかくコストをかけて導入した制度が社内で使われなかった…なんてこともあるんです。見た目は充実しているけれど、実は利用率が低い…。そんな“形だけ”の制度にならないために、ぜひ押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。
従業員の本音を拾えていますか?
どんなに立派な制度をつくっても、現場の社員が「使いたい」と思えなければ、正直なところ意味がありません。
よかれと思って導入した制度が、実は「手続きが面倒…」「そもそもニーズがない…」といった理由で使われていないケースも意外と多いのです。
だからこそ、制度づくりで一番大切なのは、“今の社員にとって本当に嬉しい仕組みかどうか”。
アンケートや1on1などを活用して、リアルな声を拾ってみると、「もっと簡単に使える仕組みにしてほしい」「昼寝休暇はリフレッシュにはいいけど周りの目が気になる」など、意外な気づきが得られるでしょう。
制度は導入後の“運用”が命
制度を導入して「はい、おしまい」。そんなふうに止まってしまっている会社、実は意外と多いです。
でも、福利厚生って“導入した後こそがスタート”なんです。
利用率が伸び悩んでいたり、最初は好評だった制度がだんだん使われなくなっていたり…という場合には、定期的に見直すタイミングが必要です。
「制度の認知が広まっていない」「使い方の説明が不十分」など、運用のちょっとしたズレが利用の壁になっていることもあります。
制度が“経営に貢献している
制度の導入にはコストがかかります。だからこそ、“それが経営にどんなリターンをもたらしているか”を定期的に確認する視点を、ぜひ持っておきましょう。
「この制度を入れてから、どんな変化があったか?」を振り返るだけでも、見えてくるものはたくさんあります。
離職率は改善しているか、採用の応募数は増えているか、社内の満足度は上がっているか。数値で見える部分もあれば、社内の空気感のように“肌感覚”で伝わってくる変化もあるはずです。
そしてもうひとつ大切なのが、「その制度が“従業員とって、どんな価値を生んでいるか”を整理しておくこと」。経営として制度を“活かす”時にこの視点は欠かせません。
月1回のミーティングや社内アンケートで、社員からのフィードバックを集めてみるのもひとつの方法。小さな改善の積み重ねが、制度の“息の長さ”につながっていきます。
コストを抑えて福利厚生を導入するには…?
福利厚生を導入したいけど、コストが気になる…
そんなときは「福利厚生代行サービス」を使うのがおすすめです。福利厚生代行サービスは、企業が個別に用意すると手間やお金がかかる福利厚生をまとめて提供してくれる便利なサービスです。これを活用すれば、自社で一から用意するよりもコストを抑えられ、運用もラクになります。
福利厚生代行サービスには、全国のジムやレジャー施設の割引、健康診断、育児支援など、多彩なメニューを手軽に導入できるものもあります。社員が求めるさまざまなニーズに応えやすく、満足度も上がります。
さらに、運用や管理は専門業者がサポートしてくれるので、メンテナンスも契約管理も手間がかかりません。
おすすめ福利厚生代行サービスについてはこちら


まとめ
ユニークな福利厚生は、「企業のアピールポイントになる」「離職率が下がりモチベーションアップ」など、企業にも社員にもメリットがあります。
「推し活休暇」や「猫手当」など、他の会社にはないようなユニークなアイデアは、社員が楽しく働ける環境を作り、仕事だけでなくプライベートも充実させることにつながります。
しかし、福利厚生を取り入れる際は「面白さ」だけでなく実用性も大切です。いいアイデアが見つかったら、まずは社員が本当に喜んで使ってくれるかどうか、事前にアンケートを取ったり、試験的に導入して様子を見てみましょう。
本当に必要なのは、「社員に届く」制度を選ぶこと。
とはいえ、数あるサービスの中から、自社にぴったりの制度を見極めるのは簡単ではありません。
そこでおすすめなのが、無料で使える福利厚生コンシェルジュサービス。
企業の規模や課題にあわせて、「コスト」「活用率」「定着率」まで見据えた制度選びをプロがサポートします。
情報収集の手間をゼロにして、“導入してよかった”と思える制度を一緒に見つけませんか?

